優しさと「死者の権利」

 昨夜、テレビでBS1スペシャル「コロナ新時代への提言~変容する人間・社会・倫理~」を観た。その中で哲学者・國分功一郎さんが、「死者の権利」という言葉をおっしゃっていた。新型コロナに感染して医療機関に入院した人を、その家族がお見舞いすることを禁じられる。さらに、不幸にして亡くなってしまった人の家族が、その遺体にさえ面会できずに、遺骨となって帰ってきた家族を自宅で迎えるというこの新型コロナによる新しい生活。おかしくないか?國分さんは言う。「生存以外の価値が全く認められない社会、そういう社会っていったいどうなの?」と。生きている人たちにだけ価値がある。生きられる人にしか価値がない。生きることができるなら誰が死のうとかまわない。生と死、この生にしか目を向けない社会。これが、生存以外の価値は認めない、ということだ。おかしいでしょ、それは。家族なのにお見舞いにも行けず、肉親の死に目にも逢えない。感染者数○○○人、死者数○人、数字だけを見て、人間を見ていないだろ!亡くなった人には、亡くなった人の人生があったんだ。その家族にもいろいろな物語があったんだ。きっと。いっぱいいっぱい涙を流して話しておきたいことがあったんだ。それをなんだ!「STAY HOME!」「マスク!」「自粛!」「東京アラート」、なんだ「ソーシャルディスタンス!」って年寄りにはわからないぞ!一人ひとりの人間を疫学的な数字としてのみ扱うこの世の中はなんだ?死にゆく人にも、死んでしまった人にも、言いたいことはたくさんあるんだ。言い残したことはたくさんあるんだ。遺される家族にも言いたいことはたくさんあったはずだ、言ってあげたい言葉がたくさんあったはずだ。それをなんだ!新型コロナ国内死者数820人(5月24日)。数字だけで片付けるな!亡くなった人のことを思い、その家族のことを思う。それが人の世だ。今日のYouTube:『[泣ける話 感動]世界中が涙した日本のcm パート1 涙腺崩壊』→ https://www.youtube.com/watch?v=ckgTaKli8hg 『【涙腺崩壊】 日本の感動長編CM 豪華6本まとめてどうぞ』 → https://www.youtube.com/watch?v=DVJnZI9jg1s