優しさと思い悩む人

 世の中にはいろいろなことで思い悩んでいる人たちがいる。子供から大人まで。老若男女を問わず、大勢の人が悩みながら生きている。それぞれの生まれた環境、育ってきた環境、いろいろな社会背景、時代背景を背負って生きている。特に子供たちは大変だろう。自分の周りの環境で起こる精神的圧力から身を守るだけの免疫力があまりにも弱い。苦しみや悲しみに耐えうるだけの心の強さがない。もちろん大人たちも大変だ。辛く、苦しい状況で死ぬほど悩んでいる人たちをどうしたら助けることができるのか、救うことができるのか。自分にそのような力がほしい。私の言葉だけで、私の表情だけで、私の存在だけで、相手の心が真に安らぐほどの力がほしい。相手の気持ちを前向きにし、楽しく、幸せな思いにさせる力がほしい。似非(えせ)宗教家ではなく、本物の宗教家(まだ出会ったことはない)を超えたような人間、賢人ではなく聖人に少しでも近づくことができたなら。目の前の思い悩む人たちを一人でも多く今すぐ楽にしてあげたい。私自身が悩める人たちの心の拠り所になりたい。そういう人間になる努力をすることが、自分に課された使命であり、それが私の歩むべき道なのかと、最近になって思うようになった。自分の周りにそういう人間がいないのなら、自分がそういう人間になればいい、そう思うようになった。