優しさと聖人

 本当に優しい人に会ってみたい。優しい人と言ってもどんな人なのかわからない。顔の表情だけで見るからに優しい人、言葉遣いや話し方から優しさを感じる人、その立ち居振る舞いから優しさを醸し出している人、表に出てこない人でも、例えば手紙などを通して優しさを感じる人、いろいろある。以前、有名な教会の神父さんやお寺の管長さんの講演を聴きに行ったことがある。確かに優しそうな人だった。人の苦しみをどのようにして癒すか、苦しみから解放するには何をしてあげればいいのか、という講話を聴いた。優しさを感じる話だったが、それは優しさとはこういうものだよ、という言葉だけのもので、優しさを自分の体に感じる、心の琴線にふれるものではなかった。先日の新聞に、「男はつらいよ」の寅さんの記事が載っていた。34年前、映画のロケ地になった場所で、スタッフ60人分の弁当を作った民宿のおかみさんは、「難しい言葉を一切使わない寅さんの言葉はストレートに心に響きます」と語っている。心に響く言葉。言葉でなくとも、心に優しさを感じる表情や振る舞い。そういう言葉や霊気、雰囲気を自然に自ら発することのできる人。そういう人に会ってみたい。どこにいるのだろう。ただ、そのような聖人、賢人はなかなか表に出てこないものだ。会ってみたい。そしていろいろな教えを請うてみたい。

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